当社は「溶接トーチメーカー」として、made in Japanにこだわり、あらゆる産業で必要な金属の溶接技術を支える「溶接トーチ」「ロボット溶接周辺機器」を日本国内のみでなく、
世界にも製品・販売しています。
「TOKINARC」ブランドの製品は、日本国内では約200社の代理店様と取引をさせていただいており、海外では北米をはじめ、ヨーロッパ・インド・中国・東南アジア・オセアニア・南米・南アフリカなど世界中の地域でご利用いただいております。世界の自動車、電子機器、鉄鋼、造船分野でご利用いただいています。
自動車・鉄鋼・造船・航空機・原子力・宇宙開発など、あらゆる産業を支える溶接は、環境やスタイルによって求められるニーズが変化していきます。目的に合わせた多彩なバリエーションで、お客様の溶接環境に最適な独創の製品を届けています。
溶接は、その接合の機構によって、溶接する部分を加熱して溶加材と融合させて溶融金属を作って凝固接合する「融接」、接合部分へ機械的な圧力を加える「圧接」、母材を溶融せず低い融点の溶加材を溶融させて接合をする「ろう接」の3つに分けられます。我が社の製品は、その中でも「融接」するトーチや関連商品を多く取り扱っております。
昨今では、さまざまな分野で自動化が進んでおりコンピューターによる制御技術を駆使し、ロボットによる製造システムが増加しています。当社においても「ロボットトーチ」「ロボット周辺機器」の需要が高まっています。
産業用ロボット(アーク溶接ロボット)の標準的な構成は上の図のようになります。溶接方法によって,溶接機・溶接トーチ・送給装置などを目的にあった溶接機器に変更して使用します。弊社のメイン商材となる「ロボットトーチ」をロボットの先端に固定して耐衝撃性と耐久性の強い溶接の自動運転を行います。また、各種送給装置に対応可能な「パワーケーブル」、ワイヤ送給用の「フレコン」(フレキシブルコンジット)をご提供しています。
半自動溶接では、溶接を行う際に約数十キロワットの電力を供給する「溶接機」と「半自動トーチ」以外にもトーチにワイヤを送給する「送給装置」、糸巻状になっているワイヤを「ホース」を経由してトーチに送り込む構造になっており、このワイヤとボンベから送られてくるシールドガスの供給によって溶接が可能になります。溶接機はワイヤの送給速度を緻密に制御しています。当社の製品では「半自動トーチ」「パックワイヤ引出装置」「ワンタッチアダプタ・システム」が活用されています。
自動車をはじめ輸送機産業では、亜鉛めっき鋼板やステンレス鋼などの鋼種に対して、適した溶接材料や施工法が用いられます。図を見ると、あらゆる箇所で「溶接技術」が活用されているのがわかります。当社の製品では「TLシリーズ」「空冷ロボットトーチ」「TIG溶接トーチ」をご利用いただいています。
日本における鋼鉄製の大型船舶の建造現場では、写真のような船底部分は半自動トーチを利用した溶接が主流となりますが、図のような場所では「溶接ブロック建造法」という施工方法で建造される事が多くなっています。また、屋内のブロック組立工場内で大型工作機械を用いた工程が行えるため、コンピュータ制御のガスプラズマ・トーチなどを使った効率化と正確性が実便できるようになっています。パネルラインと呼ばれる大きな部分ではロボット溶接システムが活用され、特に効率化が進んでいます。当社の製品では「THシリーズ」「CSHシリーズ」「空冷ロボットトーチ」をご利用いただいています。
高層ビル等の建設の場で使用される鉄骨の形状には「H形鋼」「角形鋼管」「 角形鋼管」「 丸形鋼」「
L形鋼」などの種類があり、耐震性確保の高い品質が必要となり、溶接の高品質な溶接技術と効率化が求められます。当社の製品では「TLシリーズ」「CSHシリーズ」「空冷ロボットトーチ」をご利用いただいています。
H形鋼
角形鋼管(短型)
角形鋼管(箱型)
丸形鋼
L形鋼
H形鋼
角形鋼管(短型)
角形鋼管(箱型)
丸形鋼
L形鋼
「ショベルカー」「ホイールローダ」「ブルドーザ」「フォークリフト」などの建設機械・特殊車両も他業界と同じく世界中で利用されています。こちらの製造でも溶接技術による
高品質化と効率化はニーズがあり、当社のトーチも活躍しています。当社の製品では「水冷ロボットトーチ」「水冷半自動トーチ」をご利用いただいています。
建設・鉱山機械
フォークリフト
建設・鉱山機械
フォークリフト
新幹線・地下鉄・不通車両・貨物車両など世界中に走る鉄道車両にも溶接技術は欠かせない産業になっています。屋根板や床材、側外板などの鋼板と台枠・柱・軒ゲタを溶接で接合します。当社の製品では「空冷ロボットトーチ」「TIG溶接トーチ」をご利用いただいています。